よくある質問 (Q&A)

Q1. 意思決定会計とは何ですか?

A1.

意思決定会計とは、経営者が複数の選択肢について利益や資金繰り(キャッシュ)への影響を事前にシミュレーションし、より良い経営判断を行うための会計です。
例えば、「商品を10%値上げする」「社員を1人採用する」「新しい設備を導入する」といった身近な選択肢を数字で比較し、会社にとって最も望ましい意思決定を自信を持って実行できるようにします。
実行後は事前の予測と実績を分析し、次の確かな一手に活かしていきます。

Q2. 意思決定会計と管理会計は何が違いますか?

A2.

意思決定会計と管理会計はほぼ同じ意味ですが、意思決定会計は「経営者がより良い意思決定を行い、会社を成長させるための会計」という管理会計の本質的な目的を、より分かりやすく表した呼び方です。

管理会計は、人・物・金などの経営資源や業績を把握・管理し、その情報をもとに意思決定とPDCAを繰り返すための会計です。私(現場派公認会計士 TAKAHIRO)は、その本質である「経営者の意思決定を支えること」をより明確に伝えるため、あえて「意思決定会計」という言葉を使っています。

Q3. 意思決定会計と財務会計は何が違いますか?

A3.

財務会計が投資家や金融機関など社外の関係者への報告を通じた資金調達などを目的とする会計であるのに対し、意思決定会計は会社内部でより良い意思決定を行い、会社を成長させるための会計です。

財務会計では、会計基準などのルールに基づいて決算書を作成し、経営成績や財政状態を社外に報告します。その情報は、投資家の投資判断や金融機関の融資判断などに活用されます。
一方、意思決定会計では、値上げ・採用・設備投資などの選択肢を数字で比較し、実行後の検証まで行います。

私(現場派公認会計士 TAKAHIRO)は、公認会計士として財務会計の専門知識を持ちながら、特に意思決定会計を活用した経営支援を強みとしています。

Q4. 意思決定会計を導入・実践する上で重要なことは何ですか?

A4.

意思決定会計で重要なのは、「経営数値を徹底的に分解すること」と「理想と現実を比較すること」の2つです。

売上や利益を部門別・店舗別・製品別・顧客別などに分解すると、会社全体の数字だけでは見えない問題を特定できます。さらに、予算やKPIなどの目標と実績を比較し、差が生じた原因を数量・単価などに分解します。

問題を発見し、その原因を数字で突き止め、次の意思決定につなげることが意思決定会計の基本です。

Q5. どのように損益分岐点分析に取り組んだらよいですか?

A5.

損益分岐点分析では、まず費用を変動費と固定費に分け、商品ごとの限界利益を把握します。

次に、固定費を1個当たり限界利益で割って損益分岐点販売数量を求めます。また、固定費を限界利益率で割れば損益分岐点売上高を算出できます。

さらに、販売数量・価格・変動費が変わった場合の利益をシミュレーションし、販売計画や価格設定などの意思決定に活用します。

Q6. 限界利益とは何ですか?

A6.

限界利益とは、売上高から変動費を差し引いた利益で、売上や販売数量の増加に応じて比例的に増加する利益です。

例えば、1個1,000円の商品を販売し、1個当たりの変動費が600円なら、1個当たりの限界利益は400円です。この限界利益が固定費の回収に充てられ、固定費を上回った部分が会社の利益になります。

損益分岐点分析や商品別採算、価格設定などの意思決定に活用できます。

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